トーマスとヘンリーの小学校でも学級閉鎖になるクラスが出はじめた2月の初めのこと。
ヘンリー(6)が学校から帰ってきてニヤニヤしながら言いました。
「おとうさん、ぼく、インフルエンザをパラダイスにする方法考えたで。」
彼の説明の要約はこう。
「インフルエンザになったら、学校を最低5日休まなあかん決まりなんやって。
だから、ぼくがインフルエンザにかかるときは、
ぜったい、月曜日の朝から熱を出すねん。
そしたら、月火水木金まで五日休みやろ。
そしたら、土曜日も日曜日も休みやんか!
7日も休みや!
ほんで、月曜日に熱出したらすぐお医者さんに行ってお薬飲んで一日で治るねん。
そしたら、
そのあとは毎日パラダイスや!
ひやっほう〜!!」
翌週からヘンリーは発熱し、診断はインフルエンザB型。一日で完治。
すべては彼のもくろみ通り。パジャマのまま、ゲームをしたり、テレビを見たり、長いパラダイス生活を満喫し尽くしました。

計画性にはおそれいりましたが、ずっと家にいられるのはとっても迷惑でした。