ヘンリーがサンタクロースにもらったおもちゃでずっと遊んでいる。
集中していて、話しかけても反応もしない。
カチャカチャと音が聞こえるだけの、静かなクリスマスだ。
しばらく、黙って見ていたら、
急にこちらを向いてこう言いました。
「ぼく、サンタさんはひとりじゃない気がする。
こどものいる家をぜんぶ回るのはちょっと無理と思うねん。」
ああ、彼も小学2年生。
そろそろクリスマスの秘密がわかってきたようです。
成長してきたね。
「じゃあ、サンタは何人いると思うの?」
と、きいてみた。
「5人いる!」…もうしばらく夢を見ていてください。