「ミニチュアダックスフントをくれるひとがいるんだけど、飼う?」

(イメージ)
こどもたちはしばらくあーだこーだ言って話し合って、
名前を決めたりして、盛り上がっていました。
でも、散歩したりお世話したりしなければならないという現実問題が見えてきて、次第に熱は冷めていきました。
それから一週間して荷物が届きました。
細長いダンボールの箱です。

玄関でヘンリーが恐る恐るつんつんしながら言いました。
「おとうさん、
ダックスフントって、こんな箱に入れて運ぶんか?
もしかして………、
剥製か?」
おしまい。